今年度の補助・助成・融資等に関する基本情報をまとめたガイドブックが、東京都トラック協会のホームページに掲載されております。

経営教育委員会セミナー

11月27日火曜日 18時30分より 大田区産業プラザ(ピオ)に於いて
物流政策委員会による「運送会社に於ける管理者育成と安全教育について」の研修会が開催されました。
経営者・管理者向けに 株式会社プロデキューブ のインストラクター 渡辺良裕 氏を講師に迎え
谷口眞二 経営教育委員長の挨拶、 松原伸行支部長の挨拶の後35名の参加にて定刻通り開催されました。

「管理者が変ればドライバーは変わる」の具体的なポイント、手法を今一番多い事故に焦点を合わせ
指導する時に大切なことを盛りだくさんに講演した頂いた。
冒頭「伝え方を考える」と言われ、どう言う事かと思いきや、表記の仕方で求める答えとは全く異なる
別の回答が出て来る事を小学生のテスト問題を例に挙げて説明。
管理者の伝え方によっては(文章掲示含む)期待していた回答は得られない、イコール、して欲しい事が
伝わらないと言う事を頭に入れて相手に合わせた指導、手段を変えた指導の幅を持つ事が徹底に繋がる。
又、具体的な数字を持ちだして安全運転指導をすると効果が有るとして高速道路の車線ラインを例えに
車両が1秒間に進む距離が時速30kmで8.3m、時速40kmで11.1mとすると、引かれているラインは12mで
続くラインの切れ目は8m有り、1スパン20mだから80K走行で1秒わき見して前の車が急停車した場合に
慌てて急ブレーキを踏んでも1スパン以上の車間距離を保てていれば何とか追突事故は避けられるかも?
等など、なるほどと感心する具体例を続々あげて頂いた。
又、昨今話題となっている「あおり運転」の取締り方法も車間距離をこのスパンを参考にヘリで確認され
車間距離不保持で検挙されるそうだ。運転中の携帯電話も以前はパトカー、白バイからトラックの運転席を
見る事が出来ずに取り締まれなかったが、最近は歩道橋の上や陸橋の上から取締りをしているそうなので
是非とも周知徹底して頂きたい。
研修内容は時間が足りないほどで35名の受講者は真剣に渡辺講師の話に聞き入っていました。
最後に渡辺氏より「運送会社の安全・品質診断チェック」を頂きました。自社のレベルを確認してみましょう。

自社に当てはまる項目をチェック ハイの回答数 と改善レベル度
1. 今年の目標に「挨拶」が含まれている
2. 月2回以上はお客様に謝っている
3. 交通事故ゼロが30日に以上続かない
4. 点呼は平均30秒以内で終わっている
5. ドライバー募集時は経験者優遇と記載
6. 植木は枯れるので置かない主義である。
7. ドライバーの3割以上が入社1年未満
8. いつも決まった人が清掃している
9. 最近は社内で拍手も握手もしていない
10 . 週1回以上は枕元の携帯電話が鳴る
0~3個 改善を検討すべき
4~9個 社内研修実施すべき
10個 今すぐ改善研修すべき
チェック項目のポイント
(自社の現状を認識しましょう)
* 人を育てる風土が有るか?
* 会社の現状はトラブルないか?